ポリエステル毛糸で何を編む？特徴とおすすめの使い道を解説

ポリエステル毛糸を買ったけれど、いざ編み物を始めようとすると、「何を編めばいいんだろう？」と迷ってしまいますよね。特にダイソーのポリエステル毛糸は手頃な価格で種類も豊富なため、気軽に購入したものの、棒針で編みにくい、糸が滑りやすいなどの悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「ポリエステル毛糸で何を編む？」という疑問を解決するために、ポリエステル毛糸の特徴や使い道をわかりやすく解説します。ダイソーのポリエステル毛糸を使ったセーターや小物の作品例を紹介します。

ポリエステル毛糸ならではの特徴や注意点、初心者でも簡単に編める作品アイデアをチェックして、編み物を楽しんでみてくださいね。

ポリエステル毛糸で何を編む？特徴と作品例を紹介

ポリエステル毛糸の特徴と選び方

ポリエステル毛糸は、合成繊維を原料とした毛糸であり、耐久性の高さや扱いやすさが特徴です。水に強く、洗濯しても縮みにくいため、頻繁に洗うアイテムに適しています。また、色のバリエーションが豊富で発色が良いことから、カラフルな作品作りにも向いています。

一方で、天然繊維と比べると吸湿性が低く、静電気が発生しやすいというデメリットがあります。特に冬場は静電気が起こりやすいため、対策として柔軟剤を使用したり、静電気防止スプレーを活用したりするのが良いでしょう。

ポリエステル毛糸を選ぶ際には、編みたい作品に適した糸の太さや質感を確認することが大切です。例えば、小物を作るなら細めの糸、ブランケットのようにふんわりと仕上げたい場合は太めの糸を選ぶと良いでしょう。また、光沢感があるタイプとマットな質感のタイプがあるため、完成後のイメージに合わせて選ぶこともポイントです。

さらに、リサイクルポリエステル毛糸も注目されています。環境に配慮しながら編み物を楽しみたい人にとって、選択肢の一つとなるでしょう。目的に応じたポリエステル毛糸を選び、作品作りを楽しんでください。

ポリエステル毛糸は暖かいのか？

ポリエステル毛糸は、天然繊維のウールと比べると保温性が劣ります。なぜなら、ポリエステルは空気を含みにくい性質があるため、熱を保持しにくいからです。ウールのように繊維の間に空気をたくさん含む構造ではないため、寒い季節に着用する衣類には不向きな場合があります。

ただし、ポリエステル毛糸が全く暖かくないわけではありません。編み方や糸の種類によっては、ある程度の保温性を確保できます。例えば、ふわふわとした起毛タイプのポリエステル毛糸や、厚みのある編み地にすることで暖かさを感じやすくなります。さらに、アクリルやウールを混ぜた混紡糸を選ぶことで、より快適に使用できるでしょう。

また、ポリエステルは水を吸収しにくく速乾性があるため、汗をかきやすい状況では快適に使えるというメリットもあります。そのため、冬用のセーターやマフラーにはあまり向いていなくても、スポーツウェアやアウトドア用の衣類に活用されることが多いです。

もしポリエステル毛糸で暖かい作品を作りたい場合は、内側に保温性の高い素材を重ねる、二重構造にするなどの工夫をすると良いでしょう。用途に応じて特性を活かし、適切な編み物に活用してみてください。

ポリエステル毛糸を使う際の注意点

ポリエステル毛糸を使う場合は、静電気が起きやすい点に注意が必要です。これはポリエステルの繊維が静電気をためやすいためで、特に冬場は編んでいる最中からパチパチと静電気が発生することもあります。もし静電気が気になる場合は、柔軟剤を使ったり静電気防止スプレーを吹きかけたりするなどの対策をしましょう。

また、ポリエステルは摩擦に強いですが、逆に毛玉ができやすいというデメリットがあります。作品を日常的に使っていると徐々に毛玉が目立つようになるため、毛玉取り器やブラシを使った定期的なメンテナンスを心がけると長くきれいに使えます。

例えばセーターやマフラーなど肌に直接触れるアイテムを作る際は、ポリエステルの滑りやすく少し硬めな肌触りが人によっては刺激に感じることもあります。編む前に、実際に触って感触を確かめておくと安心です。

ポリエステル毛糸が向いている編み物とは

ポリエステル毛糸は小物類やインテリア雑貨など、直接肌に触れないアイテムを編むのに向いています。ポリエステル素材は丈夫で耐久性があり、洗濯しても型崩れしにくいため、日常的に洗濯する必要がある小物に適しています。

具体的な例としては、バッグチャーム、キーホルダー、ブレスレット、ヘアゴム、コースターなどの雑貨類が挙げられます。これらの小物は編み方もシンプルで初心者が気軽に取り組めるため、初めてポリエステル毛糸を扱う方にもおすすめです。

また、ポリエステル毛糸は発色が良く色の種類も豊富なため、鮮やかな色味を活かしたバッグチャームやインテリア雑貨を作るのも良いでしょう。ただし、肌に触れるマフラーやセーターに使いたい場合は、ふわふわとした肌触りのよいタイプの糸を選ぶと、使い心地が向上します。

ポリエステル毛糸で何を編む？おすすめ作品

ダイソーのポリエステル毛糸を使ったセーター・カーディガン

ダイソーのポリエステル毛糸を使って、セーターやカーディガンを編むことは可能ですが、あまり暖かさは期待できません。ポリエステル毛糸は丈夫で扱いやすい素材ですが、ウールやアルパカなど動物由来の毛糸と比べて保温性が低いです。また、静電気が起きやすく、肌触りも少し硬いため、肌が敏感な人には不向きです。

ただし、ダイソーのポリエステル毛糸はリーズナブルで色の種類も豊富なため、色鮮やかなカーディガンやファッション性を重視したセーターを編むのにおすすめです。静電気対策をして重ね着用として使用すれば、気軽に楽しめる衣類を作ることができます。

ポリエステル毛糸でたわしは編める？

ポリエステル毛糸でもたわしを編むことは可能ですが、汚れをしっかり落とすためには特殊な毛糸を使う必要があります。一般的なポリエステル毛糸は表面が滑らかでつるつるしているため、汚れをかき落とす力が弱いです。したがって、通常のポリエステル毛糸で編んだたわしは実用性が低く、洗浄力を期待する場合はマイクロファイバー加工が施されたポリエステル毛糸を選ぶのがポイントです。

例えば、マイクロファイバータイプのポリエステル毛糸であれば、細かな繊維が汚れを効果的に落としてくれるので、食器洗いなど実用的なたわしを作ることができます。

ポリエステル毛糸の小物は初心者にも簡単

ポリエステル毛糸は初心者でも小物を簡単に編めるのでおすすめです。理由は、ポリエステル毛糸が丈夫で切れにくく、編んでいる途中に糸が切れるなどのトラブルが少ないからです。また、100円ショップなどで安価に入手できるため、気軽に練習用としても最適です。

例えば、初心者に特におすすめの小物は、コースターやブレスレット、ヘアゴム、バッグチャームなどです。これらは四角や丸といったシンプルな形が多く、基本の編み方だけですぐに完成できます。短時間で達成感を得られるため、かぎ針編みを初めて試す作品として最適といえます。ただし、ポリエステル毛糸は滑りやすいため、最初は少し編みにくさを感じるかもしれませんが、慣れれば問題なく編めるようになります。

まとめ：ポリエステルの毛糸で何を編むか迷ったら、小物や雑貨がおすすめ！