ダイソンのコードレス掃除機で布団を圧縮しようとして、うまくいかずに困っていませんか。
実は、コードレス掃除機では圧縮袋ができないケースが多いです。この失敗を避けるためには、コードレス掃除機向けのアタッチメントの存在を知ることが鍵となります。
場合によっては、100均やニトリで手に入るノズルのような代用品で解決できることもあります。
この記事では、ダイソンで布団圧縮する正しいやり方から、うまくいかない時の具体的な解決策まで、分かりやすく解説します。
- ダイソンの掃除機で布団圧縮袋が使えない根本的な理由
- ニトリや100均で手に入るアタッチメントや代替品の活用法
- 布団の素材を傷めずに正しく圧縮するための注意点
- 掃除機がなくても使える布団圧縮の方法
ダイソンで布団圧縮袋を使うやり方|なぜ使えない?
- コードレス掃除機で圧縮袋が使えない理由
- 圧縮できない掃除機の特徴とは
- ニトリの布団圧縮袋はダイソンで使えない?
- コードレス掃除機と圧縮袋|ニトリ製品の場合
- 羽毛布団に圧縮袋は使わない方が良い?
コードレス掃除機で圧縮袋が使えない理由

コードレス掃除機で布団圧縮袋がうまく使えない主な理由は、ノズルの形状と吸引の仕組みにあります。多くの布団圧縮袋のバルブは、従来からあるキャニスター型掃除機の円形のノズルに合わせて設計されています。これに対して、ダイソンをはじめとするコードレス掃除機のノズルは、特殊な形状や凹凸があるため、バルブにぴったりと密着させることが難しいのです。
ノズルとバルブの間に隙間ができてしまうと、そこから空気が入り込み、袋の中の空気を効率良く吸引できません。
また、吸引の仕組みも関係しています。コードレス掃除機は、吸引口が完全に塞がれるとモーターに過大な負荷がかかり、過熱を防ぐための安全機能が作動することがあります。布団圧縮袋のバルブを塞ぐ行為は、この状態を引き起こしやすく、吸引が止まったり、最悪の場合は故障につながる可能性も考えられます。これらの理由から、多くのコードレス掃除機のメーカーは、布団圧縮袋への使用を公式には推奨していないのが現状です。
圧縮できない掃除機の特徴とは

布団圧縮袋の使用に適していない掃除機には、いくつかの共通した特徴があります。まず挙げられるのが、コードレス(スティック)型やハンディ型の掃除機です。前述の通り、これらのタイプはノズルの形状が特殊であったり、キャニスター型に比べて吸引仕事率が調整されていたりするため、圧縮に必要なパワーが不足したり、バルブに適合しなかったりします。
ロボット掃除機や業務用の特殊な掃除機、排気のきれいさをうたう一部の排気循環型の掃除機も、布団圧縮には向いていません。布団圧縮には、単純に強い力で空気を吸い出し続ける性能が求められますが、これらの掃除機は別の機能に特化しているためです。
以下の表に、一般的な圧縮袋に使える掃除機と使えない掃除機の種類をまとめました。
対応可否 | 掃除機のタイプ | 備考 |
◎使える | キャニスター型 | 最も一般的な対応タイプです。 |
×使えない | コードレス(スティック)型 | ノズル形状の不適合やモーターへの負荷が懸念されます。 |
×使えない | ハンディ型 | 吸引力が不足している場合が多く見られます。 |
×使えない | ロボット掃除機 | 構造上、バルブからの吸引は不可能です。 |
×使えない | 業務用・排気循環型 | 特殊な構造のため、圧縮袋の使用は想定されていません。 |
お持ちの掃除機がどのタイプに当てはまるかを確認し、圧縮袋が対応しているかを見極めることが大切です。
ニトリの布団圧縮袋はダイソンで使えない?

「ニトリで購入した布団圧縮袋が、手持ちのダイソンで使えなかった」というケースは少なくありません。これは、ニトリで販売されている圧縮袋の多くが、ダイソンのような特殊なノズル形状を持つコードレス掃除機に対応していないためです。
製品のパッケージには、対応している掃除機のタイプやノズルの寸法が記載されていることが一般的です。多くの場合、「海外製掃除機・コードレス掃除機にはご使用いただけません」といった注意書きが見られます。ダイソンは海外製掃除機に分類されるため、これらの注意書きがある製品では使用できないと考えられます。
購入前には、必ずパッケージ裏面の対応表や注意書きを隅々まで確認することが失敗を避けるための鍵となります。もし不明な点があれば、店員に確認するのも一つの方法です。自己判断で「おそらく大丈夫だろう」と購入してしまうと、開封後に使えないことが判明し、無駄になってしまう可能性があります。
コードレス掃除機と圧縮袋|ニトリ製品の場合

ニトリの圧縮袋が全てコードレス掃除機で使えないわけではありません。近年、コードレス掃除機の普及に伴い、ニトリなどの販売店でもこれらの掃除機に対応した製品を取り扱うようになっています。
これらの対応製品は、バルブの形状に工夫が凝らされており、ダイソンのような異形ノズルでも密着しやすいように設計されています。また、コードレス掃除機でも効率よく吸引できるよう、専用のアタッチメントが付属している場合もあります。
したがって、ニトリで布団圧縮袋を選ぶ際には、「スティック掃除機対応」や「コードレスクリーナーOK」といった表記がある製品を探すのが良いでしょう。もし、すでに非対応の圧縮袋を購入してしまった場合でも、後述するアタッチメントを別途購入することで、使用可能になるケースも存在します。諦める前に、解決策を探してみる価値は十分にあります。
羽毛布団に圧縮袋は使わない方が良い?

布団圧縮袋は収納スペースを有効活用できる便利なアイテムですが、羽毛布団への使用は一般的に推奨されていません。その理由は、圧縮によって羽毛が持つ本来の機能が損なわれてしまうからです。
羽毛布団の暖かさの源は、ダウン(羽毛)が抱え込むたくさんの空気にあります。圧縮袋で強く押しつぶしてしまうと、羽毛の繊細な芯が折れたり、ダウンボールが壊れたりする可能性があります。一度壊れてしまった羽毛は、元のふわふわとした状態に完全には戻りません。
復元率の低下と保温性の損失
圧縮によってダメージを受けた羽毛布団は、袋から出しても元の厚みまで膨らまなくなる「復元率の低下」が起こります。空気を含む力が弱まるため、布団の保温性も著しく損なわれ、以前のような暖かさを感じられなくなるのです。これは、布団の寿命を縮めることにも直結します。
どうしても羽毛布団をコンパクトに収納したい場合は、圧縮しすぎないように注意が必要です。空気を抜きすぎず、元の厚みの3分の1程度にとどめるのが目安です。もしくは、圧縮袋ではなく、通気性の良い不織布の収納ケースなどを利用することをお勧めします。
ダイソンでの布団圧縮袋を使うやり方と代替案
- ダイソンに使える圧縮袋用アタッチメントの選び方
- コードレス掃除機用の圧縮袋アタッチメント
- ニトリで買える圧縮袋アタッチメント
- 圧縮袋のノズルは100均で代用可?
- 圧縮袋とノズルの代用品
- まとめ:ダイソンで布団圧縮袋を使うやり方
ダイソンに使える圧縮袋用アタッチメントの選び方

ダイソン純正の布団圧縮袋用アタッチメントは、公式には販売されていません。しかし、ダイソンの掃除機で圧縮袋を使いたいというニーズに応えるため、サードパーティ製の互換アタッチメント(変換アダプター)が数多く市場に出回っています。
これらのアタッチメントを選ぶ際に最も重要なのは、お使いのダイソンの機種に対応しているかを確認することです。ダイソンはV7、V8、V10、V11、V15など、モデルによってアタッチメントの接続部分の形状が異なります。製品説明をよく読み、ご自身のモデルに適合するアダプターを選びましょう。
アダプターは、ダイソンの特殊な形状の先端を、圧縮袋のバルブに合いやすい円形の口に変換する役割を果たします。これにより、空気が漏れることなくスムーズに吸引できるようになります。
コードレス掃除機用の圧縮袋アタッチメント

ダイソン以外のコードレス掃除機をお使いの場合や、より汎用性の高い解決策を探している場合には、「継ぎ手パイプ」と呼ばれるアタッチメントが有効です。これは、口径の異なる掃除機のパイプ同士を接続するための部品で、掃除機用品売り場やホームセンター、オンラインストアなどで手に入ります。
この継ぎ手パイプをコードレス掃除機のノズルに取り付けることで、先端の口径を広げたり、円形に近づけたりすることが可能です。圧縮袋のバルブを覆うことができるサイズに調整すれば、空気を効率的に吸引できるようになります。
製品によっては、複数の口径に対応できるよう、段階的な形状になっているものもあります。お使いの掃除機のノズル径と、使用したい圧縮袋のバルブ径をあらかじめ測っておくと、適切な製品を選びやすくなります。比較的手頃な価格で入手できる点も、この方法のメリットと言えます。
ニトリで買える圧縮袋アタッチメント

ニトリの店舗やオンラインストアでも、布団圧縮袋用の専用アタッチメントが見つかる場合があります。特に、自社で販売している圧縮袋とコードレス掃除機を組み合わせて使うことを想定した製品が提供されている可能性があります。
例えば、「スティック掃除機アタッチメント」といった名称で販売されていることがあります。これは、前述の継ぎ手パイプと同様に、掃除機のノズルに装着してバルブとの適合性を高めるためのパーツです。ニトリで圧縮袋を購入する際には、関連商品としてアタッチメントが陳列されていないか、掃除機用品のコーナーを確認してみることをお勧めします。
もし店頭で見つからない場合でも、ニトリのオンラインストアで検索してみると、取り扱いがあるかもしれません。圧縮袋とアタッチメントを同じメーカーで揃えることで、適合性の問題を最も確実に解決できるでしょう。
圧縮袋のノズルは100均で代用可?

専用のアタッチメントがすぐ手に入らない場合、100円ショップの商品で代用する方法も考えられます。例えば、掃除機コーナーにある「継ぎ手パイプ」や「ノズルアダプター」といった商品が、ダイソンのノズルに偶然フィットする可能性があります。
ただし、100円ショップの製品は全ての機種への対応を保証しているわけではないため、購入前にサイズが合うかどうかの確認が必要です。
インターネット上では、食品用ラップの芯や紙コップ、クリアファイルなどを加工して自作のアタッチメントとして活用する方法も紹介されています。これらはあくまで応急処置的な手段であり、掃除機本体に予期せぬ負荷をかけたり、吸引中に外れてしまったりするリスクも伴います。特に、紙などの柔らかい素材は吸引力で変形し、掃除機内部に吸い込まれる危険性も否定できません。これらの方法を試す場合は、完全に自己責任となり、メーカーの保証対象外となることを理解しておく必要があります。
圧縮袋とノズルの代用品

もし、ダイソンや他のコードレス掃除機に対応するアタッチメントやノズルが見つからない場合、発想を転換して「掃除機を使わない」タイプの圧縮袋を選ぶのも賢明な選択です。
現在では、様々な代替品が市場に登場しており、ニトリなどの身近な店舗でも手軽に入手できます。
手押しタイプの圧縮袋
最も手軽なのが、掃除機を一切必要としない手押しタイプの圧縮袋です。布団を袋に入れた後、手で体重をかけたり、丸めたりしながら空気を抜いていきます。バルブ部分が逆止弁構造になっているため、押し出した空気が戻ってくることはありません。掃除機を使うほどの圧縮率は得られないかもしれませんが、手軽さが大きな魅力です。
専用の電動吸引ポンプで圧縮
もう一つの有力な選択肢が、専用の電動吸引ポンプです。コンセントに繋ぐか、充電式のコンパクトなポンプで、掃除機と同じようにバルブから空気を吸引します。掃除機を物置から出してくる手間が省け、吸引力も圧縮専用に設計されているため確実です。掃除機本体への負荷を心配する必要もありません。
まとめ:ダイソンで布団圧縮袋を使うやり方
この記事で解説した、布団圧縮袋とダイソンのやり方に関する重要なポイントを以下にまとめます。
- ダイソンで圧縮できない主な原因はノズルの形状の不適合
- 吸引口が塞がれるとモーター保護機能が作動する場合がある
- 多くの掃除機メーカーは布団圧縮袋への使用を推奨していない
- ニトリなどの圧縮袋もダイソン非対応の製品が多い
- 購入前には必ずパッケージの対応掃除機一覧を確認する
- 羽毛布団への過度な圧縮は性能劣化につながるため避ける
- 解決策としてダイソンの型番に合う互換アダプターを使用する
- 汎用性の高い「継ぎ手パイプ」も有効なアタッチメントとなる
- ニトリなどでコードレス掃除機対応の圧縮袋やアタッチメントを探す
- 100均の継ぎ手パイプが代用品になる可能性もある
- ラップの芯などを用いた自作アタッチメントは自己責任で行う
- 掃除機が不要な「手押しタイプ」の圧縮袋も選択肢の一つ
- 吸引用の「専用電動ポンプ付き」製品は手軽で確実
- 布団を傷めないためには圧縮しすぎないことが大切
- 保管場所は湿気や直射日光が当たらない場所を選ぶ