パンツやスカートの丈が合わない時、「近くのクリーニング屋で裾上げができないか」と考えたことはありませんか。実は多くのクリーニング店でお直しサービスを提供していますが、やはり気になるのは料金や仕上がりまでの日数と時間ですよね。
この記事では、近くのクリーニング店で裾上げを頼む際の基本的な情報から、具体的なクリーニングのお直し料金の相場まで詳しく解説します。例えば、大手チェーンのホワイト急便の場合、裾上げに対応している店舗やサービス内容、料金はどのようになっているのでしょうか。
あなたが安心して裾上げを依頼できるための情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
- クリーニング店の裾上げ料金と日数の目安
- 近くの対応店舗を見つける具体的な方法
- ホワイト急便など大手チェーンのサービス内容
- 依頼する際の注意点や失敗しないコツ
クリーニング屋の裾上げ|料金や日数の基本情報
- 裾上げにかかる料金の相場
- 仕上がりまでの日数と時間の目安
- クリーニングのお直し料金との違い
- 即日仕上げは可能か?
- 裾上げだけでも依頼できる?
- お直し専門店とのメリット・デメリット比較
裾上げにかかる料金の相場

クリーニング店に裾上げを依頼する場合の料金は、衣類の種類や仕上げ方によって異なります。一般的な料金相場を知っておくことで、お店選びの参考にできます。
料金の目安は以下の通りです。
衣類の種類 | 仕上げ方 | 料金目安 |
---|---|---|
ズボン・スラックス | シングル仕上げ | 1,000円~2,000円 |
ダブル仕上げ | 1,500円~2,200円 | |
ジーンズ・綿パンツ | 三つ折り仕上げなど | 800円~1,500円 |
スカート | デザインによる | 2,000円~4,000円 |
ズボンやスラックスの場合、すっきりした印象のシングル仕上げが最も基本的で、料金も比較的安価です。裾を折り返すダブル仕上げは、少し手間がかかるため料金が上がります。
スカートは、フレアやプリーツといったデザインの複雑さや裏地の有無によって料金が大きく変動するのが特徴です。裾周りが広いデザインほど、作業に手間がかかるため高くなる傾向にあります。
特殊な素材やデザインの注意点
シルクのようなデリケートな素材や、特殊な縫製が必要なデザインの場合は、上記の相場に追加料金が発生することがあります。正確な金額を知るためには、依頼したい衣類を直接店舗に持ち込み、見積もりを出してもらうのが最も確実です。
仕上がりまでの日数と時間の目安

クリーニング店での裾上げにかかる日数は、通常3日から1週間程度が一般的です。すぐに受け取れるわけではない点に注意が必要です。
なぜ時間がかかるかというと、多くのクリーニング店では裾上げ作業を自社内で行わず、提携しているお直し専門の業者へ外部委託しているためです。具体的には、「店舗で受付 → 提携業者へ配送 → お直し作業 → 店舗へ返送」という工程を経るため、どうしても運搬に時間が必要になります。
納期が変動する要因
- 店舗の混雑状況:衣替えの時期(春・秋)や週末は依頼が集中し、通常より納期が長くなることがあります。
- 衣類の種類や作業の複雑さ:特殊なデザインや素材は、作業に時間がかかる場合があります。
特定の日までに仕上げてほしい場合は、必ず依頼する前に店舗へ納期を確認し、対応可能かどうか相談しましょう。時間に余裕を持って依頼することが大切です。
クリーニング料金と裾上げ料金との違い

クリーニング店に衣類を出す際、「クリーニング料金」と「裾上げ料金」は基本的に別々に発生すると覚えておきましょう。
つまり、裾上げを依頼した場合の支払額は「クリーニング代金 + 裾上げ料金」の合計となります。もちろん、クリーニングはせずに裾上げだけを依頼することも可能です。
ただし、店舗によってはクリーニングと裾上げをセットで依頼すると、合計金額から割引が適用されるキャンペーンを実施している場合があります。衣替えのシーズンなどには販促として行われることがあるため、依頼する際に「セット割引のようなものはありますか?」と一言確認してみるのも良いでしょう。

クリーニング店によっては、「お直し」を無料でしてくれる店舗もあります。「お直し」は、衣類のほつれ修繕やボタン付けといった補正の作業です。「裾上げ」が無料のお直しの対象になることはほぼありません。
即日仕上げは可能か?

結論から言うと、クリーニング店で裾上げの即日仕上げに対応している店舗は非常に少ないのが現状です。
前述の通り、多くの店舗が外部の専門業者にお直しを委託しているビジネスモデルのため、物理的に即日対応が困難です。受付から業者への配送、作業、そして店舗への返送という流れには、どうしても一定の時間が必要になります。

急いで裾上げをしてほしい!という場合は、クリーニング店ではなく、洋服のお直し専門店に直接持ち込むのが最も早い方法です。お直し専門店であれば、店内に専門スタッフと機材が揃っているため、簡単な裾上げであれば数時間から即日で対応してくれる場合があります。
裾上げだけでも依頼できる?

多くのクリーニング店でクリーニングを利用せずに「裾上げだけ」を依頼することが可能です。
洋服のリフォームやお直しは、クリーニングとは独立したサービスメニューとして提供されていることがほとんどです。そのため、「丈を直したいだけなんだけど…」という場合でも、気兼ねなく持ち込んで問題ありません。
依頼する際のマナー
お直しのみを依頼する場合でも、これから作業する職人さんのことを考え、ひどく汚れていたり、臭いが気になったりする状態の衣類を持ち込むのは避けましょう。清潔な状態で持ち込むのが、お互いにとって気持ちの良い取引の基本です。
お直し専門店とのメリット・デメリット比較

裾上げを依頼する際、クリーニング店とお直し専門店のどちらを選ぶべきか迷うかもしれません。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自身の状況に合わせて選びましょう。
クリーニング店 | お直し専門店 | |
---|---|---|
メリット | ・店舗数が多く、気軽に依頼しやすい ・クリーニングと同時に頼めて便利(ワンストップ) |
・専門技術が高く、仕上がりが美しい ・納期が早い(即日対応の可能性も) ・複雑な直しにも対応可能 |
デメリット | ・お直し専門店より料金が割高な場合がある ・納期が比較的長い(3日~1週間) ・受付スタッフに専門知識がない場合がある |
・店舗数が少なく、探す手間がかかる ・クリーニングは別途依頼する必要がある |
手軽さや利便性を重視するなら、近所にあってクリーニングも一緒に済ませられるクリーニング店が便利です。一方で、仕上がりの美しさやスピードを求めるなら、お直し専門店に依頼するのが最適と言えるでしょう。
近くのクリーニング屋で裾上げを頼む際の注意点
- 近くのクリーニング店で裾上げをしている店舗を探す
- ホワイト急便の裾上げ対応店舗は?
- ホワイト急便の裾上げ料金の目安
- 失敗しないための依頼のコツ
- 裾上げテープ付きの服は出せる?
- まとめ:クリーニング屋の裾上げ活用術
近くのクリーニング店で裾上げをしている店舗を探す

お住まいの地域で裾上げに対応しているクリーニング店を探すには、いくつかの方法があります。最も手軽なのは、インターネットを活用する方法です。
インターネットでの探し方
Googleマップなどの地図アプリや検索エンジンで、「(地域名) クリーニング 裾上げ」や「(お住まいの駅名) パンツ 丈直し」といったキーワードで検索するのが効率的です。
実店舗での確認方法
インターネットを使わない方法としては、近所のクリーニング店の前をチェックしてみるのも有効です。裾上げサービスを行っている店舗では、「洋服リフォーム」「お直し承ります」といったのぼりやポスターを掲示していることがよくあります。
最も確実なのは、よく利用する店舗や気になるお店に直接電話で問い合わせることです。「ズボンの裾上げはお願いできますか?」と聞けば、対応の可否や料金の目安を教えてもらえます。
ホワイト急便の裾上げ対応店舗は?

全国に店舗網を持つ大手チェーンのホワイト急便では、多くの店舗で「洋服のリフォーム」の一環として、裾上げを受け付けています。
普段着からスーツまで、クリーニングのついでに丈直しを依頼できるので非常に便利です。ただし、ホワイト急便はフランチャイズ展開のため、オーナーの方針によってサービス内容や料金設定が店舗ごとに異なる場合があります。
全てのホワイト急便で裾上げサービスを提供しているわけではありません。利用を検討している場合は、必ず最寄りの店舗に直接電話などで問い合わせ、裾上げに対応しているか、料金はいくらかなどを事前に確認することをおすすめします。
ホワイト急便の裾上げ料金の目安

ホワイト急便の裾上げ料金は店舗によって異なりますが、一般的な料金の目安は以下のようになっています。
- ズボン(三つ折り仕上げ):1,000円~
- ズボン(シングル仕上げ):1,100円~
- ズボン(ダブル仕上げ):1,500円~
- スカート(プレーン):2,000円~
これはあくまで一般的な価格帯であり、お住まいの地域や店舗の料金設定によって変動します。ジーンズや特殊な素材、複雑なデザインのスカートなどは追加料金がかかることも考えられますので、参考価格として捉えてください。
失敗しないための依頼のコツ

裾上げを依頼して「思ったより短くなった」「丈がまだ長い」といった失敗を防ぐためには、依頼時にいくつかのポイントを押さえることが非常に重要です。
① 普段履く靴を持参する
最も重要なコツは、そのズボンやスカートと合わせたい靴を履いていく、あるいは持参することです。スニーカーとヒールのあるパンプスでは、かかとの高さが違うため最適な裾の長さは数センチ単位で変わってきます。靴を履いた状態で長さを決めることで、仕上がり後の「こんなはずじゃなかった」という後悔を防げます。
② 見本となる服を持参する
もう一つの確実な方法は、手持ちの服の中でジャストサイズのものを見本として一緒に持っていくことです。「このズボンと同じ長さにしてください」と伝えれば、口頭での「あと〇センチ短く」といった曖昧な指示による認識のズレを完全に防ぐことができます。
③ 仕上がりの種類を明確に伝える
スーツのスラックスなどを依頼する場合、仕上げ方には主に「シングル」と「ダブル」があります。
- シングル:裾に折り返しがなく、すっきりしたフォーマルな印象。
- ダブル:裾を外側に折り返し、カジュアルでクラシックな印象。
特に指定がなければ元のデザインと同じ仕上げにされることがほとんどですが、イメージを変えたい場合は、どちらの仕上げを希望するのかを明確に伝えましょう。
裾上げテープ付きの服は出せる?

アイロンで接着する裾上げテープで応急処置をした衣類も、基本的にはクリーニングに出すことが可能です。しかし、いくつか知っておくべき注意点があります。
クリーニングで剥がれるリスク
裾上げテープの接着剤は、ドライクリーニングで使用される溶剤や、乾燥・プレス工程の高い熱によって粘着力が弱まり、裾が剥がれてしまうことが少なくありません。裾上げテープはあくまで一時的な補修方法だと認識しておきましょう。
テープが剥がれかけている状態でクリーニングに出すと、剥がれたテープが他の衣類に付着するなどのトラブルの原因になりかねません。もし可能であれば、クリーニングに出す前にご自身でテープを完全に剥がしておくのが最も安全です。
自分で剥がすのが難しい場合や生地を傷めそうで不安な場合は、必ず受付の際に「裾上げテープが付いています」と正直に申告してください。店舗によっては、追加料金でテープの除去作業を行ってくれる場合もあります。
まとめ:クリーニング屋の裾上げ活用術
この記事では、クリーニング店での裾上げに関する料金や日数、依頼のコツについて解説しました。最後に、記事の要点をリストでまとめます。
- クリーニング店での裾上げ料金はズボンで1,000円~2,000円程度が相場
- スカートの裾上げはデザインにより2,000円~4,000円程度が目安
- 仕上がりまでの日数は外部委託のため通常3日~1週間ほどかかる
- 即日仕上げは基本的に難しく、急ぎの場合はお直し専門店がおすすめ
- 多くの店舗でクリーニングなしの「裾上げだけ」の依頼も可能
- クリーニング代と裾上げ代は別料金で計算されるのが一般的
- セット割引キャンペーンを実施している店舗もある
- 利便性ならクリーニング店、専門性や速さならお直し専門店と使い分けるのが良い
- 近くの店舗はGoogleマップや店頭のポスターで探せる
- ホワイト急便でも裾上げは可能だが、店舗への事前確認が必要
- 失敗を防ぐには、合わせる靴や見本の服を持参するのが最も確実
- 仕上げ方(シングル/ダブル)も忘れずに伝える
- 裾上げテープ付きの衣類は剥がれるリスクがあるため事前に申告する
- 大切な衣類や複雑なデザインのものは、お直し専門店への依頼を検討する
- 依頼する際は、時間に余裕を持って持ち込むことが大切