K-POPのライブ会場で、ファンが掲げるオリジナルの布スローガン。自分もあんな素敵な応援グッズを作ってみたい、と思ったことはありませんか。
最近では、専門的な知識がなくても、布スローガン作りのアプリを使えば誰でも手軽にデザインを作成できます。しかし、いざ作ろうとすると、どのアプリを使えばいいのか、無料でどこまでできるのか、といった疑問が湧いてくるものです。
人気のアプリにはクリケや、Snaps(スナップス)がありますが、画質やデザインで失敗し後悔したくないですよね。また、Snaps(スナップス)の布スローガンが届くまでどのくらいの日数がかかるのか、急いでいる時はコンビニで手軽に作れないか、といった具体的な悩みも尽きません。デザインが苦手な場合は、業者へオーダーする選択肢も気になるところです。
この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消し、理想のスローガン作りをサポートするための情報を網羅的に解説します。
- 初心者におすすめの無料アプリとその特徴
- Snapsやクリケなど人気アプリの具体的な使い方
- コンビニ印刷や専門業者への依頼といった選択肢
- デザインで失敗しないための画質や権利の注意点
初心者向け布スローガンの作り方:アプリの基本
- K-POP文化に欠かせない応援グッズ
- 無料で始められる布スローガン作成アプリ
- 人気アプリ「クリケ」での作り方
- スナップスのスローガンは画質が重要
- 反射やホログラムなど特殊効果の種類
- コンビニ印刷を利用した紙スローガン
K-POP文化に欠かせない応援グッズ

K-POPのコンサートやイベントにおいて、スローガンはファンがアーティストへの想いを伝えるための重要な応援グッズです。これは単なるタオルや布ではなく、アーティストの名前や応援メッセージ、写真などがデザインされた、ファン文化を象徴するアイテムと言えます。
スローガンにはいくつかの種類が存在します。最も手軽なのは、紙に印刷して作る「紙スローガン」です。公式からサプライズ企画として配布されることもあり、低コストで作成できるのが魅力でしょう。一方で、繰り返し使用することを想定した「布スローガン」は、ファンにとって定番のアイテムです。ダブルスエードなどの手触りの良い生地で作られ、折りたたんで持ち運びやすい実用性も兼ね備えています。他にも、プラスチック製の「透明スローガン」は、写真映えすることから人気があります。
ファンが自らスローガンをデザインし作成する背景には、自分だけの言葉で応援したい、他のファンとは違うオリジナリティあふれるグッズを持ちたい、という強い想いがあります。アプリを使えば、こうしたファンの情熱を簡単に形にできるため、多くの人に利用されているのです。
無料で始められる布スローガン作成アプリ

布スローガンのデザインを始めるにあたり、必ずしも有料のアプリやソフトが必要なわけではありません。実際、多くのユーザーが無料のデザインツールを活用して、クオリティの高いスローガンを作成しています。
例えば、「Canva」や「Desygner」といったアプリは、無料で利用できるデザインツールとして非常に人気があります。これらのアプリの最大のメリットは、豊富なテンプレートやフォント、素材が用意されており、デザインの知識がなくても直感的な操作でスローガンをデザインできる点です。テキストの入力や画像の配置、色の変更などを簡単に行うことができます。
もちろん、無料プランにはいくつかの制限もあります。使える素材や機能が限られていたり、高解像度でのデータ書き出しに追加料金が必要だったりする場合があるのです。しかし、基本的なスローガンをデザインするには十分な機能が備わっているため、まずは無料アプリでデザインのイメージを固めてみるのが良いでしょう。そこで物足りなさを感じたり、より高度な機能が必要になったりした際に、有料プランへのアップグレードを検討するという流れが、コストを抑えつつ理想のデザインに近づける賢い方法と考えられます。
アプリ名 | 主な特徴 | 無料プランの範囲 |
Canva | 豊富な日本語対応テンプレート、素材、フォント。直感的な操作性。 | 多くのテンプレートや素材が利用可能。基本的なデザイン機能は全て使える。 |
Desygner | 無料で利用できる機能が充実しており、コストパフォーマンスが高い。 | ロゴや画像の編集、SNS投稿用のテンプレート作成など、多機能。 |
人気アプリ「クリケ」での作り方

「クリケ(Curike)」も、オリジナルグッズを作成できるアプリとして多くのユーザーに支持されています。スローガン専用のアプリではありませんが、Tシャツやスマホケースなど、さまざまなアイテムをデザインできる機能がスローガン作りにも応用できます。
クリケの魅力は、その手軽さと分かりやすい操作性にあります。アプリ内で用意されたデザインテンプレートやスタンプ、フォントを組み合わせるだけで、誰でも簡単におしゃれなグッズをデザインすることが可能です。特に、写真や自作のイラストをアップロードして配置する機能は、スローガン作りにおいて中心的な役割を果たします。
クリケでスローガンをデザインする場合、まず作りたいアイテムのサイズに近いものを選択し、編集画面で自由にデザインを進めていくことになります。テキストツールで応援メッセージを入力し、好きなフォントや色に調整。そして、主役となるアーティストの画像を配置します。このとき、背景を透過させた画像を用意しておくと、よりデザインの自由度が上がります。アプリの操作自体は非常にシンプルなので、デザイン初心者の方でも安心して取り組むことができるでしょう。
スナップスのスローガンは画質が重要

「Snaps(スナップス)」は、K-POPファンの間で特に人気のあるグッズ制作アプリで、クオリティの高い布スローガンが作れることで知られています。しかし、このアプリを使いこなす上で最も注意すべき点が「画質」、つまり画像の解像度です。
Snapsでスローガンを制作する際、アプリ側が推奨する画像解像度は「2440 x 840px」とされています。もし、この推奨サイズに満たない解像度の画像をアップロードすると、編集画面に「印画非推奨」という警告マークが表示されることがあります。この警告は、仕上がりの画質が粗くなる可能性があることを示唆しています。
ただ、多くのユーザーレビューを見ると、この警告が表示されたまま注文しても「想像以上に綺麗に仕上がった」という声が少なくありません。一方で、「レビューを信じたけれど、やはり画質が悪かった」という意見も見られます。この差は、元の画像の品質や、個人の満足度の基準によるものと考えられます。
したがって、Snapsで満足のいくスローガンを作るための鍵は、できる限り高解像度の画像を用意することです。注文後に後悔しないためにも、使用したい画像のプロパティを事前に確認し、推奨サイズに近いものを選ぶように心がけることが大切です。
反射やホログラムなど特殊効果の種類

Snapsで作成できる布スローガンの大きな魅力の一つが、光を当てると輝く「特殊効果」です。コンサート会場のような暗い場所でライトが当たると、デザインした文字がキラキラと浮かび上がり、アーティストの目を引くことができます。
Snapsでは、主に3つのカテゴリから特殊効果を選ぶことが可能です。
- 反射スローガン: 最もベーシックなタイプで、光を当てると白く反射します。シンプルながらも、暗闇での視認性は抜群です。
- マジカル反射スローガン: 反射する光に色が付いているのが特徴です。レッド、ブルー、グリーン、イエローなど複数のカラーバリエーションがあり、デザインに合わせた華やかな演出ができます。
- ホログラムスローガン: 光の角度によって虹色に輝く、最も豪華な印象を与える効果です。独特のきらめきは、スローガンをより一層特別なものにしてくれます。
これらの効果は、デザイン編集画面でテキストや画像に対して設定します。どの効果を選ぶかによってスローガンの印象は大きく変わるため、自分のデザインコンセプトや、応援するアーティストのイメージカラーに合わせて選ぶと良いでしょう。
効果の種類 | 見た目の特徴 | こんな人におすすめ |
反射 | 光を当てると白く強く反射する | シンプルで目立つ効果が好きな人 |
マジカル反射 | 色付きの光で反射する(赤、青、緑、黄) | デザインに色味を加えたい人 |
ホログラム | 角度によって虹色に輝く | 特別感や豪華さを演出したい人 |
コンビニ印刷を利用した紙スローガン

布スローガンを注文する時間がない場合や、一度きりのイベントで手軽に応援グッズを用意したい場合には、コンビニのマルチコピー機を利用して「紙スローガン」を作成する方法が非常に有効です。
作り方はとてもシンプルです。まず、Canvaやコンビニビジ文字プリントといったアプリを使い、スマートフォンでスローガンのデザインを完成させます。このとき、印刷用紙のサイズ(一般的にはA4やA3)に合わせてデザインを作成するのがポイントです。デザインが完成したら、アプリからネットワークプリント用の予約番号を発行します。
その後、対応するコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど)へ行き、マルチコピー機のメニューから「ネットワークプリント」を選択し、予約番号を入力するだけです。用紙は普通紙だけでなく、写真印刷用の「光沢紙」を選ぶと、より発色が良くしっかりとした仕上がりになります。印刷後は、デザインの周りの余白をカットすれば完成です。布製に比べて耐久性は劣りますが、コストを抑え、必要な時にすぐに作れる手軽さは大きなメリットと言えるでしょう。
こだわり派の作り方:布スローガンアプリの活用術
- SnapsのDIY機能でマスター風デザイン
- クオリティ重視なら専門業者へオーダー
- Snapsで布スローガンが届くまでの日数
- 著作権や肖像権に関する注意点
- まとめ:最適な布スローガン作り方アプリ
SnapsのDIY機能でマスター風デザイン

Snapsの既存テンプレートでは物足りない、もっと自由に、凝ったスローガンを自作したい、と考えるこだわり派の方には、Webサイト版限定の「Do It Yourself」機能の活用がおすすめです。この機能を使えば、K-POPで「マスター」と呼ばれる人々が作るような凝ったデザインのスローガンを作ることも可能です。
この機能は、スマートフォンアプリ版の編集画面とは異なり、白紙の状態から完全に自由にデザインを構築できるのが最大の特徴です。アプリ版ではテキストの変更や画像の全画面配置くらいしかできませんが、Webサイト版のDIYエディターでは以下のことが可能になります。
- クリップアートの自由配置: 背景画像や装飾用の画像を、好きなサイズで好きな位置に複数配置できます。
- テキストボックスの活用: 応援メッセージや名前を自由な位置に入力し、フォントやサイズを細かく調整できます。
これらを駆使することで、例えば文字に縁取りをつけたり、背景画像の上に切り抜いた人物写真を重ねたりといった、より複雑でプロフェッショナルなデザインが実現できます。特に、縁取り文字は上級テクニックの一つです。これは、まず縁取り部分のデザイン画像を配置し、その上に少し小さいサイズの文字本体の画像を重ね、さらにその上に反射効果用の画像を重ねる、というレイヤー構造で作ります。一手間かかりますが、この機能を使いこなせば、他のファンと差がつくオリジナリティあふれるスローガンが完成するでしょう。
クオリティ重視なら専門業者へオーダー

デザインに自信がない、またはアプリでの細かい作業が苦手だけれど、どうしても高品質なオリジナルスローガンが欲しい、という場合には、専門業者へオーダーメイドを依頼するのも一つの賢い選択肢です。
自作アプリの良さは手軽さですが、色味の調整や画質の管理、デザインの細部に至るまで、すべて自己責任となります。その点、専門業者に依頼すれば、プロのデザイナーと相談しながらデザインを決めることができます。例えば、LINEなどを通じてイメージを伝え、デザイン案を提案してもらうといったサービスを提供している業者もあります。「イチオシコリア」や「ピクコピ」といった業者は、K-POPファンの間で知られています。
業者にオーダーする最大のメリットは、クオリティの高さと安心感です。印刷に関する専門知識を持つスタッフが対応するため、画質の劣化や色のズレといった失敗のリスクを大幅に減らすことができます。
もちろん、デメリットとしてはコストが挙げられます。アプリで自作する場合に比べて料金は高くなる傾向にあります。しかし、特別なイベントに向けて絶対に失敗したくない、最高のクオリティを求めたい、という状況であれば、業者へのオーダーは十分に価値のある投資になると考えられます。
Snapsで布スローガンが届くまでの日数

Snapsで布スローガンを注文する際、最も気になる点の一つが「手元に届くまでの期間」です。特に、応援したいコンサートやイベントの日程が決まっている場合は、納期を正確に把握しておく必要があります。
Snapsは韓国のサービスであり、商品は海外から発送されます。そのため、注文してから商品が届くまでには、いくつかのステップを踏むことになり、国内のサービスに比べて時間がかかります。大まかな流れは以下の通りです。
- 注文・製作: 注文が確定してから、スローガンの製作が開始されます。
- 海外発送: 商品が完成すると、韓国から日本へ向けて発送されます。
- 通関: 日本の税関で輸入手続きが行われます。
- 国内配送: 通関を終えた後、日本の配送業者によって自宅まで届けられます。
これらの工程を合計すると、一般的には注文から到着まで1週間から2週間程度かかることが多いようです。ただし、これはあくまで目安であり、韓国や日本の祝日、通関の混雑状況、天候など、さまざまな要因によって配送期間は変動します。
したがって、イベントで使用するスローガンを注文する場合は、日程から逆算して最低でも2~3週間ほどの余裕を持って注文することが賢明です。ギリギリの注文は、イベントに間に合わないリスクを伴うため、避けるべきでしょう。
著作権や肖像権に関する注意点

オリジナルスローガンを作成する上で、デザインの楽しさと同じくらい強く意識しなければならないのが、著作権や肖像権といった権利に関する問題です。これらのルールを守らないと、意図せず権利侵害をしてしまう可能性があり、トラブルの原因となりかねません。
まず、アーティストの公式ロゴや、CDジャケットなどの公式画像を無断で使用してグッズを作成し、販売する行為は著作権の侵害にあたります。個人的な使用の範囲であっても、公式が禁止している画像をスローガンに使うのは避けるべきです。
また、特に注意が必要なのが、ファンサイトのマスターなどが撮影した高画質な写真の扱いです。これらの写真は、撮影者に著作権があります。撮影者が許可していないにもかかわらず、無断で写真を使用してスローガンを作成・販売することは、著作権侵害となります。たとえ販売せず個人で楽しむだけであっても、撮影者への敬意を払い、使用許可が出ていない写真は使わないのがマナーです。
安全にスローガン作りを楽しむためには、以下の点を守ることが大切です。
応援したいという純粋な気持ちが、権利侵害という形でアーティストや他のファンに迷惑をかけることのないよう、ルールとマナーをしっかりと理解した上で、スローガン作りを楽しんでください。
布スローガンの作り方まとめ:アプリが便利!
- 布スローガンはK-POPファンの応援に欠かせないアイテム
- 手軽に作るなら紙スローガン、繰り返し使うなら布スローガンが定番
- 布スローガン作り用のアプリを使えば初心者でも簡単にデザインできる
- Canvaなどの無料アプリでも基本的なデザイン作成は十分に可能
- クリケは豊富なテンプレートで直感的にグッズが作れる
- Snapsは高品質なスローガンが作れるが画質が鍵となる
- Snapsで作成する際は高解像度の画像を用意することが失敗を防ぐコツ
- 反射やホログラムといった特殊効果でデザインを差別化できる
- 急ぎの場合はコンビニのネットワークプリントで紙スローガンを作る方法もある
- より凝ったデザインを目指すならSnapsのWebサイト版DIY機能がおすすめ
- デザインが苦手なら専門業者へオーダーする選択肢も検討する
- Snapsは海外発送のため届くまで2週間前後は見ておくと安心
- イベントに間に合わせるには余裕を持った注文が不可欠
- 公式ロゴやファン撮影の写真の無断使用は著作権侵害のリスクがある
- ルールとマナーを守ってオリジナルのスローガン作りを楽しむことが大切