最近、自宅で手作りを楽しむ方が増えていますが、布ぞうり作りもその一つとして人気があります。特に、100均の材料で簡単に始められることから、挑戦してみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
布ぞうりは、使わなくなったTシャツやタオルを再利用して作れるので、エコでありながら履き心地も抜群です。
この記事では、セリアやダイソーといった100均で手軽に手に入る材料を使って、簡単に布ぞうりを作る方法を図解を交えながらわかりやすくご紹介します。さらに、ユザワヤのキットとの違いや、古着やTシャツヤーンを使ったアイデアもご紹介。
足にフィットする布ぞうりを、コストを抑えながら楽しく作ってみませんか?
- 100均で揃えられる布ぞうりの材料と道具
- セリアなどの100均アイテムを使った布ぞうりの作り方
- イラスト図解を使って布ぞうりを簡単に作る手順
- 古着やTシャツを再利用した布ぞうり作りのアイデア
布ぞうりの作り方:100均で始める簡単手作り
- 100均でそろう!布ぞうり作りに必要な材料と道具
- 簡単にできる布ぞうりの作り方:イラスト図解で解説
- 古着やTシャツを布ぞうりの材料にする方法
100均でそろう!布ぞうり作りに必要な材料と道具
布ぞうりを作る際には、いくつかの基本的な材料と道具が必要です。主な材料は、ロープと布です。
ロープについては、土台を作るためナイロンロープを使用します。一般的には8mmのナイロンロープが推奨されており、片足分で約140cmが必要です。両足分、2本用意しましょう。
布については、Tシャツや古着などがよく使われ、幅約4cm、長さ2m程度の布を6本から12本準備します。布の枚数は布地の厚さによって調整する必要があります。
次に、布ぞうりの鼻緒に使う鼻緒用のロープが必要です。これは土台のロープと同じく8mmのナイロンロープを使用し、片足で60cm、両足分で2本を準備しましょう。さらに、鼻緒部分を作るための筒状にミシン掛けされた布も必要です。こちらは鼻緒用布として約80cm必要です。そして鼻緒立て用の布として約40cmの布を準備しします。鼻緒は、ナイロンロープを使わず布を三つ編みにして作ることもできます。
道具としては、100均で購入できるワイヤーネットと洗濯ばさみを用意します。このワイヤーネットと洗濯ばさみが、作業中にナイロンロープを固定する役割を果たします。
ネット検索すると、吸盤や針金ハンガーでナイロンロープを固定する方法がいろいろと紹介されています。しかし、これらの方法だと、編みはじめの段階でロープが動いてしまって、編み進めるのが難しく感じました。アメーバブログ(ころころ ~手布遊び~)で紹介されているワイヤーネットを使った方法であれば、ナイロンロープがうまく固定されてとても編みやすかったです。
その他、布やロープをカットするためのハサミ、布を引き通すためのピンセットなども準備しておくとスムーズに作業が進められます。
材料はすべて100均で揃えることが可能なので、コスト面でも非常に経済的です。
簡単にできる布ぞうりの作り方:イラスト図解で解説
布ぞうりは、手順を守れば誰でも簡単に作れます。まず、最初にロープの準備を行います。ナイロンロープを中央で軽く折り、ロープの中心に布を巻きつけて土台を編んでいきます。
ロープをワイヤーネットに洗濯ばさみでしっかり固定します。アメーバブログ(ころころ~手布遊び~)で紹介されている方法では、紐のようなもので結び付けているようですが、洗濯ばさみでも問題なく固定できました。
土台の作り方をきちんと理解するためには、イラスト図解が有効です。蒲郡社会福祉協議会の図解がとてもわかりやすかったので、ご紹介します。
まずは、ナイロンテープをこの図の形でワイヤーネットに固定しましょう。
次に、布を編み込む工程です。布ぞうりの編み方のポイントは、ロープに布を上下に通して交互に編み込んでいくことです。左右対称に布を引っ張りながら、ロープにしっかりと固定していきます。初めは少し力を入れて布を引っ張ることで、土台がしっかりと作られます。この作業を繰り返すことで、徐々に布ぞうりの形が出来上がっていきます。
最後に鼻緒を取り付ける段階では、鼻緒用ロープに布を巻き付け、鼻緒の中心部分を土台にしっかりと固定します。この工程では、足の形にフィットするように、鼻緒を適切な長さに調整することが大切です。これによって、履き心地の良い布ぞうりが完成します。
全体的に、布ぞうりの作り方はシンプルで、初心者でも楽しんで挑戦できます。イラスト図解を参考に楽しく作業を進めましょう。
古着やTシャツを布ぞうりの材料にする方法
布ぞうりの材料として、古着や使わなくなったTシャツを活用する方法は、エコで経済的です。まず、Tシャツや古着を使う際には、幅約4cm、長さ2m程度の布ヒモを作るために、生地を裁断します。具体的には、Tシャツの裾部分や袖口のミシン目をカットし、胴体部分を使って長いヒモを作ります。布をカットしたら、布を軽く引っ張ることで、自然に丸まって強度のあるヒモに変わります。
また、古着やTシャツを利用するメリットは、さまざまな柄や色を組み合わせて、個性的な布ぞうりを作れる点です。異なる色の布を交互に使うことで、カラフルでユニークなデザインに仕上げることができます。さらに、古着やTシャツは伸縮性があるため、足にフィットしやすく、履き心地の良いぞうりを作ることができます。
ただし、古着やTシャツを使う際には、生地の厚さに注意が必要です。薄すぎる生地だと、ぞうりが破れやすくなる可能性があります。そのため、少し厚手のTシャツや、丈夫な布を選ぶと長持ちします。エコな取り組みとして、古着の再利用を通じて、手作りの布ぞうりを楽しんでみてください。
布ぞうりの作り方:100均アイテムでの工夫とコツ
- 100均セリアで揃う布ぞうりの材料
- ユザワヤの布ぞうりキットと100均アイテムの違い
- 足にフィットする布ぞうりを作るコツ
100均セリアで揃う布ぞうりの材料
布ぞうりを作るための材料は、100均セリアで手軽に揃えることができます。
まず、土台用として使うのは、一般的には8mmのナイロンロープです。ナイロンロープは、セリアでさまざまなサイズが販売されています。片足分で約140cmの長さが必要です。また、鼻緒部分に使用するロープも同じく8mmのナイロンロープで、こちらは片足あたり60cmの長さを準備します。
次に、布ぞうりの編み部分に必要な布もセリアで揃えられます。布は、使用しなくなったTシャツや古布を使うことが多いですが、セリアで購入できるクラフト用のカットクロスや、柔らかい質感のタオル生地などで作ることもできます。これらの布を幅約4cm、長さ2m程度にカットして使用します。
さらに、布ぞうり作りで便利なアイテムは、ワイヤーネットです。布ぞうりの土台用ナイロンテープを洗濯ばさみでワイヤーネットに固定した状態で、布を編み進みます。
セリアのアイテムは手軽に入手できるうえ、コストを抑えつつ必要な道具を揃えることが可能です。
ユザワヤの布ぞうりキットと100均アイテムの違い
布ぞうりを作る際には、手軽にキットを購入することも一つの選択肢です。ユザワヤでは、布ぞうり作りに必要な材料がすべて揃ったキットが販売されています。このキットの大きな利点は、材料があらかじめセットになっているため、特に初心者にとっては迷わずに作業を始められる点です。ユザワヤのキットには、ロープ、布、鼻緒、編み方のガイドが含まれており、手順に従って進めることでスムーズに布ぞうりを完成させることができます。また、布やロープの質感やデザインにもこだわりがあり、初心者でも完成度の高い布ぞうりを作ることが可能です。
一方で、100均アイテムを使用して作る布ぞうりにはコスト面での大きなメリットがあります。例えば、ダイソーやセリアで購入できるナイロンロープやカットクロス、ワイヤーネットなどを使えば、低コストで材料を揃えることができます。また、Tシャツや古着を再利用して布を準備することで、さらに節約が可能です。100均で購入できるアイテムを使うことで、カスタマイズの自由度が高まり、自分好みのデザインを作る楽しさもあります。
ただし、ユザワヤのキットと比べると、100均アイテムはそれぞれ別途購入する必要があり、材料選びに時間がかかる場合があります。また、100均の商品はシンプルなものが多く、デザインや色のバリエーションは限られているため、こだわりがある場合には選択肢が少なく感じるかもしれません。このように、ユザワヤのキットは手軽さと完成度の高さ、100均アイテムはコストと自由度という違いがありますので、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
足にフィットする布ぞうりを作るコツ
布ぞうりを作る際に、履き心地を良くするためには、足にフィットさせる工夫が必要です。特に鼻緒の位置や布の編み方が重要なポイントとなります。まず、鼻緒の長さと取り付け位置が、足のフィット感に大きく影響します。鼻緒が緩すぎると足が安定せず、逆にきつすぎると圧迫感が生じてしまいます。適切な長さに調整するためには、鼻緒を仮固定した状態で実際に履いてみて、足に合わせた微調整を行うと良いでしょう。この作業は必ず両足とも同じように行い、左右のバランスを取ることが大切です。
次に、布の編み込み具合も足にフィットさせるための重要な要素です。編み込みが緩すぎると、ぞうり全体が柔らかくなりすぎて足が不安定になり、逆に編み込みがきつすぎると、ぞうりが硬くなり履き心地が悪くなります。編み込みの際は、左右対称に布をしっかり引きながら、適度な力加減で編み進めることがコツです。また、編み目の幅を定期的に確認し、均等に広げながら作業を進めると、最終的に足にぴったりとフィットする形状に仕上がります。
さらに、素材選びもフィット感に影響を与えます。使用する布は、肌触りの良いものを選びましょう。特に夏場に使用する布ぞうりは、汗を吸収しやすいコットン素材や、柔らかいTシャツ素材がおすすめです。また、布の色や柄を変えることで、デザイン性を高めながらも自分好みのフィット感を追求できます。こうした工夫を重ねることで、足にフィットし、長時間履いても疲れにくい快適な布ぞうりが完成します。
まとめ:布ぞうり作りに必要な材料はナイロンロープと布!100均で揃います!
- ナイロンロープ
- 布
- その他
ナイロンロープ
- 8mmのナイロンロープを使用
- 片足あたり140cmのナイロンロープが必要
- 鼻緒用のナイロンロープも8mmで片足あたり60cm
- 両足分に必要なナイロンロープは全部で400㎝(片足分が200㎝)
- ロープを固定して布を交互に編み込む
布
- 布はTシャツや古着を再利用
- 布の長さは幅約4cm、長さ2mが目安
- 鼻緒部分には筒状に縫った布を使用する
- 鼻緒の長さ調整が足にフィットするためのポイント
その他
- ワイヤーネットにナイロンロープを固定するのがおススメ
- 吸盤や針金ハンガーでナイロンロープを成形する方法もある