コインランドリー|乾燥機の温度は何℃?衣類別の設定と注意点

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コインランドリー|乾燥機の温度は何℃?衣類別の設定と注意点 布のお手入れ
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コインランドリーの乾燥機って、温度は一体何度くらいなんだろう?衣類に合わせて設定を変えるべきなのかな?と疑問に思ったことはありませんか。

Tシャツなど普段着に使う標準の温度から、布団のダニ対策にも効果的な高温の温度まで、コインランドリーの乾燥機は実はとても奥が深いんです。熱に弱いデリケートな衣類のための低温設定や、そもそも乾燥機に入れてはダメなものもあって、正しい知識がないと大切な服を傷めてしまうかもしれません。

また、温度によってはノロウイルスなどの菌への効果も期待できるので、知っておくととても便利です。中には温度を選べない機種もありますが、この記事では、それぞれの衣類におすすめの温度設定を分かりやすく解説していきます。

  • コインランドリー乾燥機の基本的な温度設定
  • 衣類の種類に合わせた最適な温度の選び方
  • ダニや菌に対する温度の効果
  • 乾燥機利用時の注意点や失敗しないコツ
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コインランドリー乾燥機の温度|基本設定と衣類別の目安

  • 乾燥機の中は何度になっている?
  • 基本となる3段階の温度設定
  • 布団類におすすめな高温の温度
  • デリケートな衣類は低温で乾燥
  • Tシャツなど標準の温度は中温
  • 温度設定が選べない場合の目安

乾燥機の中は何度になっている?

乾燥機の中は何度になっている?

コインランドリーの乾燥機は、家庭用の電気式乾燥機とは異なり、パワフルなガス式が主流です。そのため、短時間で効率よく衣類を乾かすことができ、内部の温度も家庭用より高く設定されています。

具体的には、多くのコインランドリーの乾燥機では、約50℃から80℃の範囲で温度が設定できるようになっています。一般的には「高温」「中温」「低温」の3段階から選べるようになっており、この温度を衣類の種類によって使い分けることが、衣類を傷めずに上手に仕上げるための重要なポイントです。

乾燥機の一般的な温度帯

  • 高温設定:約70℃ ~ 80℃
  • 中温設定:約60℃ ~ 70℃
  • 低温設定:約50℃ ~ 60℃

※機種によって温度は多少異なります。

この温度の違いを理解し、正しく設定を選ぶことで、乾燥効果を最大限に引き出し、衣類へのダメージを最小限に抑えることができます。

基本となる3段階の温度設定

基本となる3段階の温度設定

コインランドリーの乾燥機には、主に「高温」「中温」「低温」の3つの温度設定があります。それぞれの設定は、乾燥させる衣類の素材や種類によって最適なものが異なります。間違った設定を選ぶと、衣類が縮んだり、生地が傷んだりする原因になるため、それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。

ここでは、3段階の温度設定ごとに、どのような衣類に適しているのかを分かりやすく表にまとめました。

温度設定 温度の目安 適した洗濯物 特徴・効果
高温 約70℃~80℃ 布団、毛布、羽毛布団、厚手のタオル、ジーンズ 殺菌効果が高く、ダニ対策に最適。厚手のものをしっかり乾かし、ふんわり仕上げる。
中温 約60℃~70℃ Tシャツ、トレーナー、パジャマ、普段着全般(綿素材など) 一般的な衣類に適した標準的な温度。生地への負担を抑えつつ、効率よく乾燥できる。
低温 約50℃~60℃ 下着、ストッキング、フリース、化学繊維(ポリエステル、ナイロン)の衣類 熱に弱いデリケートな素材向け。縮みや型崩れのリスクを最小限に抑える。
よしえ
よしえ

どの温度設定を選べばよいか迷った場合は、まず衣類の洗濯表示を確認するのが基本です。特に大切な衣類は、乾燥機にかける前に必ずチェックする習慣をつけましょう。

布団類におすすめな高温の温度

布団類におすすめな高温の温度

布団や毛布、こたつ布団といった大きくて厚みのある洗濯物には、高温(約70℃~80℃)の設定が最適です。家庭の洗濯機や乾燥機では難しい大物の洗濯も、コインランドリーなら手軽に、そして効果的に仕上げることができます。

高温で乾燥させる最大のメリットは、そのパワフルな熱風によって繊維の奥の水分までしっかりと乾かせる点です。これにより、生乾きによる嫌な臭いの発生を防ぎます。さらに、高温はダニや多くの雑菌を死滅させる効果が非常に高いため、衛生面でも大きなメリットがあります。

羽毛布団を乾燥させるコツ

羽毛布団を乾燥させる際は、途中で一度取り出し、裏返したり位置を変えたりするのがおすすめです。こうすることで、熱風が均一に当たり、羽毛がダマになるのを防いで、よりふっくらとした仕上がりになります。

特に、寝汗を吸い込んだ布団は湿気を含みやすく、ダニの温床になりがちです。定期的にコインランドリーの高温乾燥を利用することで、アレルギー対策としても有効と言えるでしょう。

デリケートな衣類は低温で乾燥

デリケートな衣類は低温で乾燥

一方で、熱に弱いデリケートな素材の衣類には、低温(約50℃~60℃)の設定を選びましょう。例えば、ポリエステルやナイロン、アクリルなどの化学繊維でできた衣類は、高温にさらされると縮んだり、テカリが出たり、型崩れを起こしたりする可能性があります。

具体的には、以下のようなアイテムを乾燥させる際に低温設定が適しています。

  • 女性用の下着やストッキング
  • フリース素材のジャケットやブランケット
  • ポリエステル製のブラウスやシャツ
  • レースのカーテン
  • ジャンパーやウィンドブレーカー

必ず洗濯表示を確認しましょう

低温設定が可能な衣類であっても、そもそも「タンブル乾燥不可」のマークが付いているものはコインランドリーの乾燥機自体が使用できません。大切な衣類をダメにしてしまわないよう、乾燥機に入れる前には必ず洗濯表示をチェックすることが何よりも重要です。

お気に入りの衣類や、型崩れが心配なものを長く大切に着るためには、低温で優しく乾燥させることがポイントです。

Tシャツなど標準の温度は中温

Tシャツなど標準の温度は中温

Tシャツやトレーナー、パジャマ、作業着といった日常的に着用する一般的な衣類の多くは、中温(約60℃~70℃)での乾燥が最も適しています。この温度帯は、生地へのダメージを抑えながら、しっかりと水分を飛ばすことができる、まさに「標準」の設定です。

綿素材の衣類は比較的熱に強いですが、高温で長時間乾燥させると縮んでしまうことがあります。そのため、普段着の多くは中温で乾燥させるのが最も安全で効率的と言えます。

よしえ
よしえ

どの温度にすれば良いか迷ったら、まずは中温設定を選んでおけば大きな失敗は少ないでしょう。特に初めて乾燥させる衣類の場合は、中温から試してみるのがおすすめです。

また、中温設定であっても60℃以上の温度になるため、ダニを死滅させる効果も十分に期待できます。普段の洗濯物を衛生的に保つ意味でも、中温設定は非常にバランスの取れた選択肢です。

温度設定が選べない場合の目安

温度設定が選べない場合の目安

コインランドリーの店舗や機種によっては、高温・中温・低温といった細かい温度設定ができず、時間だけを設定するタイプの乾燥機も存在します。このような場合、乾燥機の内部温度が何度くらいなのか気になりますよね。

温度設定が選べない乾燥機は、一般的に多くの方が利用する普段着に対応できるよう、中温(約60℃~70℃)に設定されているケースが多いです。これは、様々な種類の衣類を大きな失敗なく乾燥させられる、汎用性の高い温度だからです。

デリケートな衣類は避けましょう

温度を選べない機種の場合、低温での乾燥が必要なデリケートな衣類を入れるのは避けた方が賢明です。万が一、想定よりも高い温度で運転された場合、衣類が縮んだり傷んだりするリスクがあります。どうしても乾燥させたい場合は、短めの時間で様子を見るか、温度設定が可能な別の店舗の利用を検討しましょう。

もし店内に説明書きなどがあれば、そちらを確認するのが最も確実です。不明な場合は、大切な衣類をリスクにさらさず、普段着の乾燥に利用するのが良いでしょう。

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コインランドリー乾燥機の温度|活用法と注意すべきこと

  • ダニを死滅させるには60℃以上
  • ノロウイルスなどへの殺菌効果
  • 熱で傷む、乾燥がダメなもの
  • 乾燥後のクールダウンも忘れずに
  • コインランドリー乾燥機の温度設定を正しく使おう

ダニを死滅させるには60℃以上

ダニを死滅させるには60℃以上

布団やカーペット、ぬいぐるみなどに潜むダニは、アレルギーの原因となるため、徹底的に対策したいものです。実は、コインランドリーの乾燥機は、このダニ対策に非常に高い効果を発揮します。

ダニは熱に非常に弱く、ある研究によれば、50℃の熱に20~30分、そして60℃以上の熱にさらされると一瞬で死滅するとされています。(参照:熊本市ホームページ|ダニの予防と対策について

天日干しでは、ダニは日光の当たらない繊維の奥へと逃げ込んでしまうため、完全に死滅させるのは困難です。しかし、コインランドリーの乾燥機であれば、ドラム全体が高温になるため、ダニは逃げ場を失います。

ダニ対策のポイント

  • 温度:中温(60℃以上)または高温設定を選ぶ
  • 効果:熱でダニを死滅させるだけでなく、パワフルな温風でダニの死骸やフンも吹き飛ばす効果が期待できる

特に季節の変わり目に寝具を入れ替える際など、定期的にコインランドリーの高温乾燥を利用することで、アレルギーのリスクを大幅に軽減できるでしょう。

ノロウイルスなどへの殺菌効果

ノロウイルスなどへの殺菌効果

冬場に流行するノロウイルスや、その他の雑菌に対する殺菌効果も、コインランドリーの乾燥機のメリットの一つとして期待されています。多くの菌やウイルスは熱に弱いため、高温での乾燥は衛生管理に役立ちます。

ただし、注意点として、例えばノロウイルスを完全に不活化(感染力を失わせること)するには、85℃~90℃で90秒以上の加熱が必要とされています。(参照:厚生労働省|ノロウイルスに関するQ&A

コインランドリーの高温設定は最高で約80℃のため、これだけでノロウイルスを完全に除去できると断言することはできません。しかし、一定の殺菌・除菌効果は見込めると考えられており、何もしないよりははるかに衛生的です。

よしえ
よしえ

最近では、除菌効果のあるイオン水ですすぎを行う「除菌すすぎコース」を備えた洗濯乾燥機を導入している店舗もあります。衛生面が特に気になる方は、そういった付加機能のあるコインランドリーを探してみるのも良いでしょう。

衣類の生乾き臭の原因となるモラクセラ菌など、一般的な雑菌に対しては、60℃以上の温度で十分に効果があるため、部屋干し臭対策としても非常に有効です。

熱で傷む、乾燥がダメなもの

熱で傷む、乾燥がダメなもの

コインランドリーの乾燥機は非常に便利ですが、中には絶対に入れてはいけないものも存在します。これらを誤って乾燥させてしまうと、取り返しのつかない失敗につながるため、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

特に注意が必要なのは、熱に弱い素材や、特殊な加工が施されているものです。以下に代表的なアイテムをまとめました。

乾燥NGのアイテム例 理由
ウール、シルク、カシミヤ製品 天然繊維は熱で極端に縮みやすく、風合いを損なうため。
ニット、セーター類 編み目が詰まって縮んだり、型崩れしたりする可能性が高い。
ビーズや刺繍、プリントなどの装飾品付き衣類 装飾が熱で溶けたり、剥がれたり、他の衣類を傷つけたりする恐れがある。
革製品、合皮製品 ひび割れや硬化、変形の原因になる。
ぬいぐるみ、ビーズクッション 内部の素材が熱に耐えられず、変形・破損の恐れがある。

【特に危険】油が付着したものは絶対NG!

食用油や美容オイル、ガソリン、シンナーといった油分や有機溶剤が付着した衣類を乾燥機に入れるのは絶対にやめてください。乾燥機の熱によって油が酸化し、自然発火して火災につながる重大な事故の原因となり、非常に危険です。

繰り返しになりますが、基本は洗濯表示に従うことです。「タンブル乾燥禁止」のマークがあるものは、自己判断で乾燥機に入れないようにしましょう。

乾燥後のクールダウンも忘れずに

乾燥後のクールダウンも忘れずに

乾燥が終了すると、多くの乾燥機のディスプレイに「cd」という表示が出ることがあります。これは「クールダウン」の略で、乾燥工程の最後に非常に重要な役割を担っています。

クールダウンとは、加熱を止めて送風運転に切り替え、ドラム内の衣類を回転させながらゆっくりと熱を冷ます工程のことです。このひと手間には、主に2つの大きなメリットがあります。

  1. しわの防止:高温のまま乾燥を停止し、衣類を放置してしまうと、熱を持ったままの状態で重なり合い、くっきりとしたしわがついてしまいます。クールダウンで熱を冷ましながらほぐすことで、しわが付きにくく、アイロンがけの手間を減らすことができます。
  2. 火傷の防止:乾燥直後の衣類、特にジーンズのボタンやファスナーなどの金属部分は非常に熱くなっています。クールダウンによって適温まで冷ますことで、取り出す際の火傷のリスクを減らせます。
よしえ
よしえ

乾燥が終わったからと急いで取り出したくなりますが、仕上がりの質を格段に上げるためにも、クールダウンが終わるまで少しだけ待つのがおすすめです。この数分が、帰ってからの家事を楽にしてくれますよ。

もしクールダウン機能がない機種の場合は、乾燥が終わったらすぐに取り出し、熱がこもらないように広げて冷ますように心がけましょう。

コインランドリー乾燥機の温度設定を正しく使おう

この記事では、コインランドリーの乾燥機の温度設定について、基本的な知識から活用法、注意点まで詳しく解説しました。最後に、記事の要点をリスト形式で振り返ります。

  • コインランドリー乾燥機の温度は主に高温・中温・低温の3段階
  • 高温は約70〜80℃で布団や毛布などの大物乾燥に適している
  • 中温は約60〜70℃でTシャツやトレーナーなど普段着の標準設定
  • 低温は約50〜60℃で化学繊維など熱に弱いデリケートな衣類に
  • 衣類を傷めないためには乾燥機に入れる前の洗濯表示確認が必須
  • 温度設定が選べない機種は一般的に中温設定が多い
  • ダニ対策には60℃以上の温度での乾燥が非常に効果的
  • 高温乾燥は生乾き臭の原因菌など一部の雑菌対策にもなる
  • ウールやシルク、装飾付きの衣類など熱に弱い素材は乾燥NG
  • 油が付着した衣類は自然発火の危険があるため絶対に入れない
  • 乾燥後のクールダウン工程はしわを防ぎ仕上がりを良くする
  • 迷ったら生地への負担が少ない中温設定から試すのがおすすめ
  • 高温で乾燥させると繊維がほぐれタオルなどがふんわり仕上がる
  • 乾燥機の正しい温度設定を理解すれば時間と手間の節約につながる
  • 温度を上手に使い分けて大切な衣類をダメージから守り長持ちさせる

コインランドリーの乾燥機は、ただ洗濯物を乾かすだけでなく、ダニ対策や除菌など、家庭では難しいケアを可能にしてくれる便利な設備です。正しい温度設定をマスターして、日々の暮らしにぜひ役立ててください。

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